自己紹介&人生を真剣に考えた出来事を2つ_①

はじめまして。遠山貴一です。

2010年にハナビヤを立ち上げ、2012年に法人化。代表取締役って偉そうな肩書きを持つ37歳のおじさんです。

まずは自己紹介から。

1984年生まれ。出身は宮崎市。

経歴は

宮崎日大高校→1年間フラフラ→文化服装学院ファッション情報科 卒業→文化服装学院二部服装科 中退→デザイン事務所に就職→25歳で宮崎に帰ってきて独立

こんな感じです。

最近では嬉しいことに、会社を知ってくれている皆様が「やり手だね」という言葉をかけてくれます。その度に僕が凄いんではなく、スタッフが凄いんだと言います。

理由は簡単。

半生を振り返ってみて、劣等生なのです。

・学力はいつも下の方

・頭の回転は普通

・運動神経は普通より下

・仕事が凄くできるわけでもない

・お調子者

・少しだけ運がいい。

そんな運だけで生きてきた僕が、学生時代から独立するまでの、自分の人生を真剣に考えた出来事を2つを自己紹介がてら書きたいと思います。

1つ目は18歳。

高校を卒業後、学生時代にバイトしていた飲食店で働き始めます。一人暮らしを始め、給料は生活費と遊び代で消えるその日暮らしの自堕落な生活をしていました。

世の中は夏休み。

県外へ進学した友達が宮崎へ帰郷。久しぶりに会う中学時代の同級生と飯を食べていると、こう言われました。

「キイチは一生、日当で働く仕事しか出来無さそうだよね」

とても腹が立ちました。

努力をしていない18歳の少年には「怒る事」しか出来なかったのです。小さなプライドを振りかざし「うるせぇ、バーカ」位の言葉しか返せない自分が、とても情けなかった事を覚えています。

それをキッカケに自分がどう生きていきたいのかを真剣に考え始めました。

まず初めにやった事。僕は何がしたいんだ?

「自分が何が好きなのか?」を紙に書き出し、表にしてみました。

・小中高の将来の夢

・趣味

・好きな事

・得意な事

・嫌いな事

・苦手な事

・自分の性格

・どんな大人になりたいか?

・どんな大人がイヤか?

こんな事を書き出したと思います。

振り返って出てきたのがアパレル業界への憧れ。洋服が好きだった僕は、中学生の時に自分の洋服屋を出したいと思っていました。テレビで観た文化服装学院という学校が、洋服を学ぶなら日本で一番良いと紹介されていた事を思い出しました。

よし、コレで行こう。

ファッション雑誌に仕事で載れるような人間になりたい。

当時宮崎では販売員以外のアパレル業界の職種を単語でしか知る事ができませんでした。

プレス?MD?なんだろうこれは?

学校に行って、東京に行ってアパレル業界の職種に見て触れて何をしたいかを決めよう。

その事を伝えようと半年振りに実家へと帰りました。

両親に頭を下げ

「進学がしたいのでお金を出してくれないか?」と。

とても言い出しにくかった。実家の経営状態が芳しくないと聞いていたからです。

「ごめんね、あなた用に貯めていた学資保険はもう借金返済に充ててしまいもう無いのよ」と古い通帳を見せてくれました。

あぁ、ムリか・・自分でなんとかするしかないなと思った次の瞬間

「入学金はなんとか用意する。学費は奨学金で賄う。仕送りは出来ないから、生活費は自分で払う事はできる?」と言われました。自分の置かれた状況では充分過ぎる答えでした。

「もうちょっと頑張らんといかんなぁ」

と言った父親の表情を今でも覚えています。

金木犀の香りがした帰り道。暗いモヤの掛かっていた目の前が、少しだけ色づいたような気がした2003年の秋。

これが人生を真剣に考えた出来事の1つです。

2つ目は次の記事で更新したいと思います。

では。